新お坊さんの智恵袋

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慶徳寺のほとけさま

きょうの午前中は、兼務する慶徳寺で年頭の檀信徒法要でした。平塚の郊外、小鍋島にあります。50名近いお檀家さんにご参集をいただきました。ありがとうございます。

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▲お正月の大般若会(だいはんにゃえ)のときにお飾りする十六善神が、なんと彫刻のものなんです。多くのおてらでは掛軸なので、隆盛だった往時が偲ばれます。

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大般若経も600あるんです。これにちなみ、年頭は、かつての成人の日だった15日が大般若会のお経をします。明治や大正の頃には小さな本堂に和尚さんが数人集まって大般若会をやっていた記憶をもつ古老の方もいます。正規にやると最低3人は必要なので、それに準じたかたちで、おつとめさせていただいております。

素晴らしいほとけさまもいっぱいです。

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▲本尊さんはお地蔵さん。

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▲開山、つまり、初代は広済寺と同じ帰山光一禅師さま。元々は臨済宗円覚寺派の末寺としてスタートし、最盛期には円覚寺さんの決め事にも議決権をもっているくらいの学問所だったようです。江戸時代に無住になり、荒廃したため、再興するときに、円覚寺とも関係の深い帰山光一禅師さまを、勧請し、開山とさせている歴史があります。

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如意輪観音さんもありますし、

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▲コチラは、お地蔵さんもお祀りする皆さんの先祖の位牌堂です。

門前のお檀家さんが、心をこめて、お守りする、素晴らしいおてらです。