新お坊さんの智恵袋

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Learning more about Buddhism

きょうは横須賀の独園寺さんで、learning more about Buddhism でした。ほぼ隔月で開催されていて、ベースで働いている方やそのご家族がやってきます。



今回は初めてご参加の方も多く、質問がたくさんありました。神の概念も、日本人なら、全てに神が宿るというやおよろずの神となります。山、水、火など自然、戦の神、学問の神など物故者が神になるわけです。仏にしても、すべての人に素晴らしい、かけがえのない尊厳があり、仏性があります。ご参加の皆さんの多くはキリスト教の方なので、この「やおよろず」や「仏性」を説いていきます。

前回、私が朝のお勤めを絵解きしたのを覚えていてくださったスーザンさん。
カトリックの聖堂で、聖書の読み方を習っています。「あなたが書いた手書きの回向と似ているから、持って来たの」と聖書を見せてくれました。


学生時代、キリスト教概論という科目がありました。席に常設されていた聖書の英語版は古語でした。スーザンさんの聖書は全部、いまの英語だったのは意外でした。スーザンさんは、歌うように読むのですが、ゴスペルではないので、私たち臨済宗でいうアタリに相当するのかなとも思いました。

みなさんは日本の関心が高く、四十九日、納骨も知っています。御朱印帳をもって七福神めぐりもします。独園寺さんでのセッションで、日本人であることをあらためて知るのです。生の比較文化講座のようであり、学校でもない。でも、様々な共通点を発見するという微妙なゆるやかさが、じぶんの糧になっています。洋の東西はあっても、求めるゴールに大差はないと思います。