新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

ついてないとついている

しばらく平凡な毎日ばかりだったのですが、最近、2回連続で起きたお話を紹介します。

7日のこと。朝、一報があり、夕方には枕経に伺うことになっていました。そのまえに用事をたしに、出掛けることにしました。目的地は郵便局と農協の野菜直売所。ここは隣り合わせで歩いて30秒もしないところにあります。駅前にある郵便局は、場所柄、窓口はいつもいっぱいです。たいていは並ぶことになります。この日は、花冷えのせいなのかすいていました。20通近い大判の封筒を渡すと、前のお客さんの処理で詰まっているようです。キカイから領収書が出ないのです。はてさて、待っているじぶんは不安になってきました。今回のものは、他の方から預かってきたものゆえ領収書がないと困るのです。だんだん増える行列に、局員さんも顔が青ざめているのが、わかります。だましっこ、だましっこし、なんとか領収書が出てきましたが、かなり時間がかかりました。
夕方6時までに、となり町まで行かなければなりません。あと1時間くらいです。おとなりの農協に行って、必要なものをカゴに詰め、レジに急ぎます。すると、エラーが出たのでしょうか。バイトさんが職員さんを呼んでキカイをいじっています。
「これで平気よ。リセットかけたから」
ちょっと待ちましたが、じぶんの番になりました。バーコードをスキャンして2990円。万券を渡します。ところがキカイが挿入口から飲み込もうとしません。また職員さんが駆けつけます。
「仕方ないわ。この買い物は全て取り消しにして、もう1回打ち直しね」
ちょっと待って。……………^_^^_^^_^^_^もう時間がありません。万券は返してもらって、ハイ。3000円渡すから…おつりなんてもういいから。とお店を出て、駐車場へダッシュしました。
以前はこういうことがあると、文句をいうばかりでした。が、「逆にツイていると思った方がいい。悪く考えると、3度目がまた起きてしまうから…」と思ったのでした。

さて。けさのこと。選挙の投票日です。本当は昨日、期日前投票ですませたかったのですが、結局、今日になってしまいました。朝、エンジンを掛けるときに、「きょうは来客の予定も立て込んでいるし、やっぱり朝行っておこう」と公民館に向かったのです。着いたのがちょうど7時です。
「おはようございます」
「おはようございます。……あの実は、投票開始の時刻にはなっているのですが…」
わたしで1人目、あと2人の方に来ていただいて、投票箱がカラッポなことの証人になってほしい。そうでないと、投票箱に入れられないと言うのです。こんなことは、はじめてです。すぐに2人め、3人めになる方が来て、わたしたちの目の前で、投票箱が全開され、カラッポなのを確認させていただきました。投票所で証人になるという、まずありえないことを体験したのです。
投票所を出発し、お寺に向かいます。信号待ちで、すぐにアクセルを踏んだのですが、うしろの大きなトラックがクラクションを鳴らします。別に、じぶんがボーッとしていたわけでもないし、煽っているようなので、どんな人が運転しているんだろうと気になりました。バックミラーに見えたものは、おデコとハンドルがくっついては離れるのを繰り返す運転手さんです。居眠り運転です。トラックは、右に左に、蛇行しています。クラクションが鳴ったのは、わたしを煽っているのではなく、意識が朦朧としてひじがあたったのでしょう。このまま突っ込まれたら、大変です。速度をあげ、脇道に逃げ、トラックを先に逃しました。けさは非常についていたと思います。

ツイていないのとツイていたのを連続で体験したお話しでした。いや、「ツイていないとツイている」と解釈すべきなのか…。「災い転じて吉と為す」とは言うものの、まるでつくり話みたいなパターンで起きたのは、はじめてです。見えない何かに守られているんだと思います。きっと…

今回の結論 わたしの好きな漫画「斉木楠雄のΨ難」のようでした〜どうげん