ヤコブさん一行ご案内
サクラが超満開の2〜3日。はるばるドイツから建長寺に来られたヤコブさんです。今回はご一行をご案内するお手伝いをさせていただきました。メンバーは藤尾さん、綾部さん、小澤さんとどうげんです。
▲茶礼のひととき
▲食事は作法に従います。
▲日本に来て、食事で困らないように年末からお箸の練習を積んだそうです。以前からいろいろな団体さんの食事に立会いましたが、いつまでも食べ終わらなかったり、おかずを丸々残してしまったりということもあったのですが、きれいに召し上がってくださいました。
午後からは半僧坊にお参りします。
▲太鼓の迫力ある大きな音と小気味いいリズムのなか、ご一行の旅の安全と健康を祈願しました。
▲2階の客間からは建長寺の谷間がよく見渡せます。海は見えなかったものの、森の桜や萌黄色や緑が雨に濡れてとてもきれいでした。ここでも坐禅をしました。▼
境内の拝観はだいたい一巡したので、通りを挟んで向かいにある円応寺さんに行くことにしました。初めて見る閻魔さんや十王さんの説明を和尚様から受けます。
外国からのお客様とお話ししていると、日本って素晴らしい国だなと改めて感じます。景気がダメとか、少子高齢化とか悲観的なことよりも、まず、日本の技術や伝統に気づかされます。
自分が学生の頃、一世を風靡したSwing out sisterは、度々、来日するときの感激を、そのアルバムのなかに…こんな言葉で残しています。
Then you feel underlying tranquillity, a zen-like presence,and all its tradition within the technology, from the top of the tallest skyscraper down to the foundation of the most ancient shrine.
ヤコブさんとお話するなかで、このフレーズが思い浮かびました。いろいろな体験を通じて、「いいなぁ」と直感で感じるきもちが大切だと思いました。