新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

きょうも塔婆筆耕でした

お施餓鬼の塔婆筆耕。朝から仕掛けたのですが、データをいじっていたら、夕方になってしまいました。

▲とりあえず〜・・・すでに書いてあった分を並べます。

▲昨日書きあがった門前のお檀家さんの分は、一晩じゅうぶん乾かしてから、格納していきます。

▲きょうは、七月盆で回る先やちょっと離れた地域にお住いのお檀家さんの分を書き出します。すでに書いたものも含め、順番に並べて乾かしていきます。

▲テーブルに一台に載るのが10本なので・・・結構な本数になります。

▲字のバランスが気に入らなかったり、にじんだものは、すべて廃棄です。典型的なB型ゆえ、カキモノにはかなり神経質かもしれません。

▲年をとったのか・・・変な間違いをするじぶんに唖然とします。

▲エクセルのデータです。申し込み用データを、回向帳用へ突き合せていきます。そして塔婆の現物との照合を繰り返します。

▲すごい量のごみ。でも、この紙くんたちの犠牲が、お施餓鬼の日にお渡しする塔婆に、絶対に間違いがないことにつながります。

▲今回はデータをだれが見ても、動かせるようにしました。スタッフが見ても、これまでのプロセスがわかるようになっているのです。塔婆はまちがいがないか検査をします。今回はその手順もできました。きょうまでは、じぶんの目視で検査でしたが、明日はスタッフの力を借りて検査をします。
昔は、申込の方のお名前で筆耕していれば、ほぼ問題ありませんでした。最近は、本家さんを、外に出られた方が供養されることもあり、申込の方のお名前で筆耕すると、つじつまが合わないことがあります。広済寺では、こうしたケースが多かったので、かなりはやくから、システム構築をしてきたのです。10年前、そんなことを他のおてらさんに話すと、「面倒なことはせんと、名前は申込の人でいいのさ〜」というのが定番でした。でも、いまは、うちと同じようになってきているみたいですね。
 お塔婆は、誰がどのご先祖さまにお供えするのかがないと、筆耕しようがないのですね。「おつさん〜塔婆書いて」と言われても、「これはなくなった兄弟へ、これは親へ」・・・整理しないことにはと始まらない。間違いなく、お檀家さんにお塔婆をお渡しすることは、究極の事務処理でもあるのです。