新お坊さんの智恵袋

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広済寺の仏像

朝課をはじめようとしたら、本尊様が・・・

▲「お疲れさま〜」をしていました。ねずみがまた天井で運動会をしていたのでしょう。

▲朝は仏さまへお茶を捧げます。献茶(けんちゃ)といいます。

▲ご本尊は釈迦如来さまです。670年以上、みなさんのご先祖を見守り続けています。お厨子に入っています。

▲書院には千手観音さま。江戸時代に観音信仰が盛んだった頃の作です。とても柔和なお顔をしています。書院の建設には、みなさんに千手さまの千の手になっていただき勧募を集めました。ゆえに「千手閣」といいます。昨年11月に落慶し、まもなく運用開始1年になります。

▲広済寺の開山(初代)帰山光一禅師(きざんこういつぜんじ)です。ご本山の46代目をおつとめのあと、伊勢原に来られ広済寺をお開きになられました。

▲お地蔵さまと達磨さまです。

▲書院の下座は諸仏堂になっています。檀信徒の方々の先祖代々のお位牌と花まつりの誕生仏を安置しています▼

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▲東司の仏さまはウスシマさまです。トイレをきれいにするといろんな細かいことにも気づくようになります。逆にあきれるほど汚していく人にはろくなことがありません。トイレはウスシマさまの仏間だからです。

▲玄関には韋駄天さま。おてらの経済とみなさんの信心を守ってくださる仏さまです。
右側の小さな韋駄天さまが元々広済寺にあったもの。左側の大きな韋駄天さまは、どこかのおてらさんで「指が欠けているからいらない」とほかされ、いったん、大農家さんにわたり、古美術商だった私の旧友にやってきたものです。10年前、縁あって広済寺にお迎えを致しました。いまは千手閣の玄関で、この建物にかかわってくださった無数の見えない手に守られることになりました。ということで広済寺には韋駄天がふたりなのです。


10月18日・11時台に「いせはら景観まちづくり市民ワークショップ」の拝観をお受けすることになりました。広済寺の歴史解説、東圓寺の「こがのわたし伝説」などのおはなしをする予定です。