新お坊さんの智恵袋

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新盆はことし?それとも・・・

 もうすぐお盆ですね。広済寺の場合、東京・横浜・川崎へは7月盆で、伊勢原周辺へは8月盆で回ります。その間には「おせがき」があります。6月の後半から7月にかけて、お葬式になってしまった場合、新盆はいつになるのかが問題になります。
 このルールは「おせがき」までに四十九日法要が終わっているかで決まります。四十九日法要を済ませ、故人さまが仏になられ、「おせがき」で新盆供養となるからです。
たとえば、6月21日に逝去された場合、四十九日にあたるのは8月8日です。多くの方が週末を法事にあてますから、実際には8月8日以前の週末に行うことになります。つまり。四十九日法要を前倒しで、「おせがき」より前に行えば、ことしの新盆。四十九日法要を「おせがき」あとにすれば、来年の新盆となります。
 このあたりは、お施主さまの判断に任せていますが、真夏の直前に亡くなられたのだから、ことしの新盆でやってさしあげたいとなることが多いようです。
「おせがき」の日程は広済寺は8月5日。兼務の東円寺は7月25日、慶徳寺は8月6日です。逝去された方が、どのおてらかによっても新盆が変わってきてしまうわけです。

この基準日は8月13日を基準にしているおてらさんもあるようです。七月盆ならば一か月はやくなります。菩提寺さんに確認してみるとよいかもしれません。
 ともあれ広済寺の基準はおせがき。されば、日頃の受け入れ態勢と予定管理が重要になってきます。受け入れ態勢については、普段からあまりにタイトなスケジュールを組まないこと。予定管理にはOUTLOOKが非常に便利です。「なんとかなるべよ〜」と思っても、キカイに振り分けてみると、持ち時間が意外にないことに気づきます。
 広済寺では、お施主さまがわかりやすいように手引きをお渡ししています。
▲準備するもの、タイムスケジュール、お車のお迎え有無、・・・などお施主さんの準備は大変です。決まっていることだけでもフォーマット化し、わかりやすくしてあります。

▲授戒です。

▲お葬式のかきものです。伊勢原、平塚、秦野あたりはこんな感じのかきものとなります。今回は当日埋葬なのでフルセットとなります。白木の位牌が2本、死後の六道を記した六地蔵への塔婆、七日ごとの仏さまを書いた七本塔婆、長い六尺塔婆となります。