新お坊さんの智恵袋

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下駄箱のリーフレットコーナー


 下駄箱は10年くらい前に購入したものです。おせがきなど人の出入りが多いときに、本堂の前に出して使っていました。しかし、下駄箱だと一度しゃがんで、また立ってとなるので、年配の方にはしんどいようです。結局は使わなくなってしまいました。
 書院が完成したので、玄関においてみたのですが、靴よりも空気を載せていました。
「おや?この角度。もしかしたら〜」と思い、リーフレットを置いてみると、ぴったりです。お塔婆や法事の申込書、薬箱、リーフレットの類も、角度といい、幅といい、申し分ありません。
 玄関は全開することもあるので、おもしをおきました。かつて一日坐禅会に参加した電気関係におつとめの方々が残していかれたものです。電気のしごとでつかうおもりなのだそうです。あとは、もう使わなくなったダンベルのプレート(1.25〜2.5kg)を転用しました。
 断捨離をしていると、まだ過去を引き摺っているなと感じます。「昔、こんなことに一生懸命だった」といっても、いまもそうでなければ意味がない。時代がこんなに変わっていくのに、まだ、昔取った杵柄で、なんとかしようとしている。やめよう。
 過去にとらわれない。明日をみつめる。小さなことから片付けていく。あきらめない。とめない。「新しいぶどう酒は新しい革袋に入れなければならない」
どうげん