新お坊さんの智恵袋

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年回忌表〜ことしは誰の法事かなぁ

 亡くなられた方々のご法要の到来をおしらせするのが年回忌表です。広済寺ではことしと来年の2ヵ年分を本堂に掲出しています。

こちらはことし23年

こちらは来年24年
 1月に命日の方が12月頃、ご法要の依頼に見えても、ご希望の日程はとれません。クリスマスイブから松が明けるまでは法要を行なう方は、まず、いらっしゃいません。12月の前半に振り替えるか、かなり前から1月の日程を決めるしかありません。
 祝日法が変わり、三連休はレジャーにあてます。ふつうの土日がご法事となり、なかなかとりにくくなっています。広済寺では、はやめにお知らせするために年回忌表は2ヵ年分とし、日程だけははやめに予約。ご法要の1か月くらい前に詳細な打合せをして進めています。

 お檀家さんの多くが本家さんですから、お施主さんのお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、ひいのおじいさんとおばあさん。お子さん、お孫さんのどなたかが物故されていると、追っかけで数年おきに、どなたかの供養をすることになります。
「ことしは父が三回忌だけど、ひいのじいさんも50回忌じゃなかったかなぁ」・・・
こんな場合でも本堂にお参りすればわかるようになりました。
 2ヵ年分がわかりますから、近い仏さまは併せてご法要行ないます。17回忌以降の遠い仏さまの供養を家族だけで行ないたいという場合は、極力、お彼岸の合同供養で年回忌法要を行っていただいております。

 お経だけの供養は、かつて「あげどき」と呼んでいました。現在でも、日程が可能な限りは受けておりますが、ほとんどがお彼岸に振り替えています。「あげどき」であっても、法要という意識なのか11時前後を希望されます。ところが、あとから葬儀が入って、四十九日法要の方と日程が重なります。
「どうしてたった3人だけのあげどきのために、うちが日程を変えなければならないんだ。うちは親戚も含めて40人も来るし、納骨もあるというのに」
「いや。うちは先にとってあるから優先でしょ」と混乱します。

 以前は「来週命日だだけど、法事をやってけ〜ろよぅ」でした。いまは早めの予約と準備をもって法要の日を迎えることが定着しました。よいスタンダードができたと思います。
 
 もう松も明けましたが、ことしの広済寺のお年玉です。
般若札、短冊、巨福とタツヤさんのおつまみパックです。ご本尊さまへご志納いただいた方に差し上げています。もう、だいたい〜だと思うのですが・・・