新お坊さんの智恵袋

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七本塔婆のおはなし


 これが広済寺で葬儀で準備するかきものです。地域によって習慣が違うので、驚かれた方も多いと思います。位牌は2つ。1つは野位牌といい、お墓へおさめます。もう1つは四十九日法要まで自宅に安置します。塔婆は六尺の長いものです。これが故人にとって冥土の旅路に杖になっていきます。橋のない川でも塔婆を杖代わりについていけば、川を渡り、月明かりすらないような村についても、塔婆が道しるべになる。そんな意味の言葉を裏面に書いてあります。
 六地蔵塔婆には死後の行き先である6つの世界・・・天上、人間、修羅、畜生、餓鬼、地獄が書いてあります。
 七本塔婆もありますね。冥土の旅をし、七日ごとに裁きを受けていきます。三十五日の閻魔さんでそのどこへ行くかが決まります。でも、結局は、死者がじぶんの手で、六つの鳥居のような門を切り開いていくのだそうです。広済寺の門前では、西と東で若干の違いはありますが、七日ごとに七本塔婆を裏返したり、抜いたりしています。地域によっては、抜いた塔婆をお墓で焚くこともあるようです。
 
 伊勢原でも広済寺の門前は、まだまだ当日埋葬の習慣が強いように感じます。当日埋葬ですと、この話で説明がつきます。
 ところが、四十九日まで自宅で遺骨を安置し、その後埋葬の場合ですと、「お墓にお骨をおさめていないのに、かきものはどうすればいいの?」とか「お墓にお参りしても故人はいないのだから意味がないのでは?」というスルドイ?!ご意見もいただくことがあります。
 基本的に地元のお檀家さんの葬儀の際は、伝統どおりにかきものをしています。
都内や横浜の方ですと、位牌のみ筆耕することが多いようです。


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