新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

湘南新駅に思う

新幹線に乗って、二宮から相模川までのながめはこんな感じです。一瞬ですが広済寺の赤い屋根もみえるときがあります。

http://d.hatena.ne.jp/dohgen/files/%E6%96%B0%E5%B9%B9%E7%B7%9A%E3%80%80%E4%BA%8C%E5%AE%AE%EF%BD%9E%E5%A4%A7%E7%A5%9E%E4%BB%98%E8%BF%912009_03040006.WMV?d=.wmv

 けさの日本経済新聞JR東海が湘南新駅に向け動く記事が出ていました。戦前の弾丸列車計画の頃にすでにあったという湘南新駅構想。昭和39年に新幹線が開通し、好景気を迎えた頃、新駅誕生はなかば決まりかけて、こんどはオイルショックで立ち消えに・・・。「またか〜」と何度も繰り返し、ついにといった感じです。
 厚木、伊勢原、平塚、寒川を活性化するツインシティ構想は神奈川県の主眼です。湘南新駅が開業すれば、広済寺も、〜新幹線「湘南新駅」から車で20分〜となり経済効果はあるかもしれません。

 最近では小田原からほぼ2時間おきにひかりが止まり、関西へのアクセスはよくなりました。品川駅が誕生後、現在ではのぞみもひかりもこだまも全て、新横浜・品川、東京の順に停車するようになりました。
 新駅は、はやくてもリニア新幹線が開業する17年後のはなし。わたしも、おじいさんになっています。湘南新駅ができてしまうと現行の、のぞみの運行を圧迫するからです。神奈川だけでなく、他にも栗東とか、駅が増えるでしょう。新幹線のありかたが、いまのような新幹線ではなくなるはずです。リニアが、いまののぞみの代わりになり、リニアが今で言う新幹線。中央線が快速線緩行線になっているように、現在の新幹線は東海道本線急行線のようになっていると思うのです。長野や奈良が発展して、新しい街道ができ、まちの構図も変わるでしょう。そのとき、果たしてどれくらい、新駅誕生の意味があるのかなぁと思ったりもします。

 じぶんはこの10年で平塚を離れました。東京へ出かけるときは、渋谷、新宿へは小田急線。丸の内や上野に行く場合は、小田急で小田原まで出て、新幹線と使い分けています。小田原からは「こだまりんかいフリーきっぷ」なるすぐれものがあって4660円。往復の新幹線自由席と山手線内とりんかいせんと東京モノレールは乗り降り自由で2日有効です。GWや盆、年末年始などは使えない制約こそあります。しかしながら、じぶんで運転して東名と首都高の高速料金、都内に駐車するコストをみれば割安です。
 最近、小田急はよく止まります。東海道線湘南新宿ラインができてからはしょっちゅう止まります。電車は正確なのは、もう過去の話。都内で時間厳守のしごとのときは、はやめに出発して、東名を飛ばすか、小田原バックで新幹線です。
「ちょっと急ぐから」とタクシーを10kmも飛ばせば3,000円くらい行ってしまう昨今。使い方次第ですが、わたしにとって新幹線の小田原・東京間は大変重宝しています。
 
 平塚に住んでいた頃は、新駅へのあこがれがありました。しかし時代が経ちました。さんざん待たされて、もまされたあげく、「長すぎた春」のようになってしまった。別に新駅は、なくてもいいかも・・・これが正直なところです。