墨絵を描こう・・・ココロ伝える

　「伝える」ということは、難しく、広告の世界では、一枚のなかに、5から7つの情報しか入れられないと言われています。便利な世の中になりますと、とりあえず、文書にしようとなります。それを「見てない」、「言った」、「いや、言わない」、「きいていない」・・・「ここに書いてあるのに」と水掛け論がはじまります。
あとは、感情のもつれから終止がつかなくなります。伝わっていないのです。
　便利、便利は、さらに便利を求め、やがて不便になる。道具は進化しますから、正しく「伝える」のは、ひとつのスキルであり、永遠の課題ではないかと感じています。
　禅門では、不立文字（ふりゅうもんじ）ということがよく言われます。「心で持ってでしか、心は通じ得ない。」ことを徹底します。褒められても、なじる。殴られているのに、喜べという。まあ、なんとも、理不尽、きわまりないのですが、現実には、そんなことばかりではないでしょうか。毎日、鉄拳ばかりうけていますが、それで、実はよいのです。
　そんな日常には、ちょっとした機知が、実は、ごろごろ転がっています。毎日はネタになることばかりです。墨絵で描いてみませんか。絵は、習ったものではありません。タッチも日によって、やたらアバウトだったり、そうでもなかったり、コマも、展開も、落ちも、バラバラで、いい加減な性格がよくでています。

梅がだいぶ、ほころんできました。水仙は雑草のように強く、境内にほのかに香ります。アルバムにアップしておきましょう。http://f.hatena.ne.jp/dohgen/%e6%a2%85%e3%81%a8%e6%b0%b4%e4%bb%99/

本日の来山　4名　午後4時現在