新お坊さんの智恵袋

どうげんが毎日発信〜きょうの広済寺・住職の予定情報をいちはやく!

おてらの電話対策

★できごとニュース
 きのうは午後3時〜5時まで、伊勢原の駅前で歳末助け合い托鉢でした。駅が工事中のせいもあるのでしょうか。人の出が少ないのです。不景気のせいもあるのでしょう。そんななか、ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。浄財は、伊勢原市社会福祉協議会へ持って行きます。
 けさ、公用車の前輪にパンク発覚。午前は近くのディーラーさんで修理しました。高速に乗ることが多いので、気がついてよかったです。みなさんも出発前には、安全チェックを!
本日の来山 業者4名 午後からは、突風と雨となりました。寒かったですね。


★きょうのトピックです。
 証券、先物相場、為替、リゾート、化粧品、学習塾、航空写真、骨董・・・のセールス。なかには、分厚い図鑑のような本を買えと、もう罵声です。電話を切らせなくて、しかたなく何万円も払った老僧さんもいらっしゃるとききます。全く、知らない人から、「住み込みで修行をさせて欲しい」とか「坐禅会のできる寺を片っ端からかけているんですが」とかもあります。関心の深さはありがたいのですけれども・・・。
 
 この対策をご紹介します。「おてらは、いるからいいだろう」の認知を変えましょう。おてらにいるかぎり、なにかしら、しごとをしているわけで、「住んでいる=じかんがある=ぷらぷらしてそうだ」というみなされ方をなくしましょう。葬儀など緊急はやむをえませんが、用件はなるべく執務時間に。不要不急の電話そのものを減らすことです。
 しかし、そこはおてらです。かかってきたのが、実は、お檀家さんで、なくなった先の病院からだったなんてこともありますから、どんな電話でも必ず出ることです。
 着信履歴を載るようにし、しつこい電話は拒否モードにします。出られなかった電話は、住所録で調べ、関係先でないかどうかを確かめます。住所録になければ、着信履歴の番号をカーナビに入力し、検索します。法人なら、お店や会社が出てきます。個人なら、どの町のどのエリアからの発信かがわかります。これは、NTTの104でもわかります。電話番号案内を利用するわけではないので、お金はかかりません。口上は、こんな感じでできます。
「すみません。この番号、何度も無言でかかって困るんですけど。どの辺からですか」
「お調べしま〜す」
 セールス電話の情報が漏れているのは、神奈川県学事振興課が発行している「宗教法人名簿」です。
「公開することで、老僧しかいないようなおてらさんが、セールスでだまされたりする可能性もある。なんとかならないものか」と学事振興課へお願いをことがあります。最近では、「宗教法人名簿」を作成するとき、事前に、電話、FAXを掲載の可否を文書でご案内いただくようになりました。
 広済寺の場合、DMやセールスの出所が、「宗教法人名簿」かは、すぐにわかります。なぜって、おてらの名前とわたしの本名で来るからです。電話でお困りのみなさん。参考になりましたら、実行してみてください。
 世の中、便利になりましたけど、その分、かえって不便になったような気がしてなりません。