みのりの秋
予報どおり、午後からは気温が下がって、冷たい雨となりました。
本日の来山 墓参3名 法事打ち合わせ2名 15時30分現在
近所に俳句を趣味にしている方がいらっしゃいます。毎月、おてらに五句持ってきていただき、はがきに墨でさっと描いています。以前は、同人誌に載ったものから、選んで描いていました。
ところが、いま本になっていると、句は春であり、秋に、春の句を描くのは、どうも気分が出ません。最近では、投稿する前に、持ってきていただき、描いていくことにしました。
季語と字数の限られたなかで、一瞬を伝える俳句。これを描くという、ちょっとした頭の体操になっています。パッと思いついた情景を描きます。
きょうは手元の往復はがきを使ってみました。
パソコンで思いを綴ると、「あ、そうだ・・・」「あれも、これも、」とつけたしてしまい、元々、じぶんが言いたかったことから、違うことになってしまうことがあります。
最近、SNSサイトで、いろいろ起きる、人間関係の悪化は、面と向かっては言えないのに、キーボードではいくらでも、書けてしまい、さらに、関わる人が仮面をかぶっていることが原因なのではないでしょうか。わたしも、一時期、非常に懐疑的になり、一切、日記に手をつけなかったことがあります。しかし、「はてな」は、違う印象を受けました。
たまに、私は、じぶんの思いを絵にします。ちょっとした話だと、まんがになります。おもしろくないといけません。でも、作品のために、他の誰かが迷惑を受けてはいけないと思いますから、適度にデフォルメされます。筆を持つと、そうそう、キーボードを叩くように、言いたいことは描けません。
少ない絵で、表情や間合いから、伝えることもあります。作業が終わると、そうじをやったあとと同じ、すっきりした感覚になります。絵を描いて、じぶんのきもちに向き合っているのではないでしょうか。